XILINX/Digilentケーブル接続機能
XILINXのUSB-JTAGケーブルに対応
MITOUJTAGが、XILINX Platform Cable USB/XILINX Platform Cable USB IIならびにDigilent製JTAG-HS2ケーブルに対応しました。
Digilent製の評価ボード(ZED Board、ZYBO等)にオンボードで搭載されているUSB-JTAGでも使用可能です。
この機能は、MITOUJTAG 2.6以降では標準搭載されています。。
使用方法
XILINX Platform Cable USBまたは、Digilent JTAG-HS2を接続し、
MITOUJTAGを起動した後、「オプション→XILINX Cable Serverの設定」をやります。
すると、次のようなダイアログが開きます。
「ケーブル自動認識でこのケーブルを自動検出する」をチェックすると、その文章のとおりなのですが、MITOUJTAGのケーブル検出のときにXILINX Cableを探すようになります。XILINX Cableを探すときには、CSE_SERVERを起動したりネットワーク接続の場合はタイムアウトしたりするまで待ったりするので、少し遅くなります。そこで、XILINXケーブルを使用しない場合は、このチェックを外すことで待ち時間を減らせます。
「EXEファイルを自動的に検索する」をチェックすると、XILINXのISE (WebPACK)をインストールしたディレクトリを自動的に探します。ただし、C:XILINXやD:XILINXなど、ドライブ直下にインストールした場合のみうまく見つけられます。標準設定ではなくC:UserXilinxなどにインストールした場合にはこのチェックを外して、インストールしたディレクトリを直接してください。
「ケーブルタイプ」は、auto、xilinx_platformusb、digilent_pluginの3種類が選べます。autoにしておけば、XILINXもDigilentも両方含まれますので、autoが一番おすすめです。ただし、検出までに少し時間が余分にかかります。
「リモートサーバ名」は、実際のUSB-JTAGケーブルが接続されたPCと、MITOUJTAGを使用しているマシンが別である場合に指定します。リモートサーバでXILNIXのCable Serverを動かしておけば、MITOUJTAGから遠隔接続もできてしまいます。
このような感じで設定します。
そして、MITOUJTAGでケーブルの自動検出の操作をすると、
Connecting to cable (Usb Port - USB21). Checking cable driver. Driver file xusbdfwu.sys found. Driver version: src=1027, dest=1027. Driver windrvr6.sys version = 10.2.1.0. WinDriver v10.21 Jungo (c) 1997 - 2010 Build Date: Aug 31 2010 X86 32bit SYS 14:35:41, version = 1021. Cable PID = 0008. Max current requested during enumeration is 280 mA. Type = 0x0605. Cable Type = 3, Revision = 0. Setting cable speed to 6 MHz. Cable connection established. Firmware version = 1100. File version of C:/xilinx/14.5/ISE_DS/ISE/data/xusbdfwu.hex = 1100. Firmware hex file version = 1100. PLD file version = 0012h. PLD version = 0012h. Type = 0x0605. ESN not available for this cable. JTAGケーブル xilcable と接続しました
というメッセージが表示されて、
このように表示されます。デバイスの自動認識をすれば、たとえばZED Boardなら・・
このように表示されます。
注意点
- XILINX Platform Cableは、ターゲットボードの電源がOFFになると接続が切れてしまい、再度接続操作からやり直さなければなりません。
- ターゲットボードの電源がONした状態でないと接続できません。
- 本機能を使用するには、同一PCでXILINX ISE(またはラボツール)がインストールされている必要があります。
- Vivado(およびラボツール)は、MITOUJTAG 2.60の時点では対応しておりません。
- Pocket JTAG Cableよりもかなり操作性は悪くなります。