MITOUJTAGの使用イメージ

ターゲットボードとパソコンを専用のUSB-JTAGケーブルでつなぎます。

下の写真のボードはルネサスのRX62Nマイコンですが、BGAであるため端子が裏面に生えていてオシロでは見ることができません。

 


 

 

MITOUJTAGソフトを起動して、JTAGケーブルをつなぎ、自動認識→サンプリング→スタートと操作すると、BGAの端子の状態が見えるようになります。

 

画面上のは、BGAを上から透かしてみたときの1つ1つの端子の端子の状態をあらわしています。

見るだけではなく、マウスでパソコンの画面を触ると、実際の基板を操作することもできます。

 

信号の変化を波形として見る「ロジアナ機能」も搭載しています。

オシロやロジアナを使わなくても基板全体の動作のようすがわかるので、据え置き型のオシロやロジアナはほとんど使わなくなります。ほとんどのケースはJTAGだけで十分です。

 

 

 

そのほかにも、XILINX FPGAに書き込んだり、FPGAに接続されたSPI ROMに間接的に書き込むことや、

  

   

(クリックで拡大)

 

 

簡易基板検査機能を使って、基板のオープンやショート(はんだブリッジなど)を自動的に発見することもできます。

 

正常に動作する基板で、基板上の接続に関するデータを取得し「参照データ」としてファイルに保存しておきます。そうして、対象基板と参照データの比較を行い、相違点を自動的に見つけることができます。