ZYBOのバウンダリスキャン

Digilent社からZYBOというZYNQ搭載ボードが発売されています。

Zybo_photo

 

このボードにはオンボードでUSB-JTAGがのっているので、それをMITOUJTAGから使えるようにしました。

これらのUSB-JTAGケーブルは仕様が公開されていませんが、XILINXのiMPACTから使えるので、iMPACTをサーバモードで起動しておき、ローカルホスト経由で接続することでMITOUJTAGからこれらのケーブルを操作できるようにしたというわけです。

ZYBOのオンボードUSB-JTAGは、DigilentのJTAG-HS2と同一のようです。

Digilentケーブルを使うには・・

MITOUJTAGを起動して、Digilentケーブルを選択します。・・

Mj_cables

すると・・

Zed_bscan

このようにバウンダリスキャンできるようになりました。メッセージWindowにはiMPACTみたいなメッセージが出てきます。

2014/05/13 16:59:52  XILCABLE: Digilent Plugin: Plugin Version: 2.4.4
2014/05/13 16:59:52  XILCABLE: Digilent Plugin: found 1 device(s).
2014/05/13 16:59:52  XILCABLE: Digilent Plugin: opening device: "Zed", SN:************
2014/05/13 16:59:52  XILCABLE: Digilent Plugin: User Name: Zed
2014/05/13 16:59:52  XILCABLE: Digilent Plugin: Product Name: Digilent Zed
2014/05/13 16:59:52  XILCABLE: Digilent Plugin: Serial Number: ************
2014/05/13 16:59:52  XILCABLE: Digilent Plugin: Product ID: ************
2014/05/13 16:59:52  XILCABLE: Digilent Plugin: Firmware Version: 0108
2014/05/13 16:59:52  XILCABLE: Digilent Plugin: JTAG Port Number: 0
2014/05/13 16:59:52  XILCABLE: Digilent Plugin: JTAG Clock Frequency: 10000000 Hz
2014/05/13 16:59:52  JTAGケーブル xilcable と接続しました

 

はい、このとおり。

Zybo_bscan

ちゃんとスキャンできました。

毎秒400回くらいです。どうやら、ZED Boardも、ZYBOも、Digilent JTAG-HS2も全部同じようです。

ロジアナモードで見てみると・・

Zed_wave_2

なんと、波形のあるときとないときが間欠的に繰り返しています。1回あたりのスキャン時間は短いときで0.7~0.8msでした。