Windows7でMITOUJTAGを使う場合の注意点
Windows7でMITOUJTAGを使う場合の注意点
平成25年4月10日
MITOUJTAGはWindows7でも使用できますが、いくつかの注意点があります。
問題の概要
Windows XPまでのOSと違い、Windows7ではUACとファイル仮想化という仕組みが導入されています。このため、MITOUJTAG 2.40c以前のバージョン(2.40cを含む)では、一部の機能が動作しない可能性があります。
結論を言うと、管理者モードで実行すればいいのですが、管理者モードと一般モードでは見ているファイルが違うので、整合性の問題※1が生じる可能性があります。
※整合性の問題の具体例:「あれ?このBSDLファイルはインストールしたはずなのに、なんで入っていないんだ?」「セーブした波形データが見当たらないぞ・・?」
UACによる問題
MITOUJTAG Proのスクリプト機能(Advanced JTAG Function Generator)では、ユーザが作成したスクリプトをコンパイルするため、バッチファイルを生成します。そのバッチファイルが、UACによる制約にひっかかってしまうため、
Error:バッチファイルの出力先が生成できません
というエラーが表示されてコンパイルできません。

図1 Windows7のUACによってコンパイル用のバッチファイルが生成できない
この問題を解決するには、MITOUJTAGを起動するときに管理者モードで起動するか、もしくは、C:\Program Files\ではないフォルダにインストールしてください。
図2 MITOUJTAGを管理者モードで実行する
ファイル仮想化による問題
Windows 7では、アプリケーションがProgram Files配下のフォルダにファイルを作成しようとすると、環境変数%LOCALAPPDATA%\VirtualStore\の配下に作成しようとリダイレクトします。
MITOUJTAGは、いくつかのファイルを、MITOUJTAGがインストールされたフォルダ(デフォルトではC:\Program Files\Tokudenkairo\MJ2Pro)の配下に生成しようとします。具体的には、
- AJFGのビルド用バッチファイル
- ユーザ提供のBSDLファイルと、そのインデックスファイル
- プロジェクトファイル(チェーン構造やロジアナ波形や)
です。
つまり、MITOUJTAGが生成しようとした上記のファイルは、C:\Users\≪ユーザ名≫\AppData\Local\VirtualStore\Program Files\Tokudenkairo\MJ2Pro\以下に生成されることになります。
図3 ファイル仮想化によってAppData\Local配下に各種ファイルが生成された
現在のところ、このことによって問題が生じることはないのですが、管理者モードで実行した場合はファイル仮想化が働かないので、管理者モードと通常モードでは違うフォルダが参照されることになります。このことによって、整合性が保てなくなる可能性があります。
この問題を解決するには、MITOUJTAGを起動するときには常に管理者モードで起動するか一般ユーザモードで起動するかを統一してください。もしくは、MITOUJTAGを、C:\Program Files\ではないフォルダにインストールしてください。


